Lufia 3

   100年の時が流れた。
人々は、第1次虚空島戦役を忘れ去り、繁栄を謳歌していた。
だが、マキシムの血を引く一人の少年だけは、四神に対する警戒を怠らなかった。

   一人の少女がいた。
蒼き髪の少女、ルフィア。
自己の全てを失っていた彼女は、マキシムの血を引く少年にだけ心を開いた。

   神は復活した。
運命の少女、ルフィアの元に四神は復活した。
悪夢の島−虚空島−は再び人類の頭上に、絶望の影を落とした。

   少年は剣を抜いた。
少年は『デュアルブレード』をルフィアに向けた。
最愛の女性に剣を向ける事でしか、人類の危機は救えなかった。

   神は消え去った。
大きな代償と共に、神は消え去った。
人類は、再びマキシムの血を引く英雄により救われた。

第2次虚空島戦役 オルクス史籍より   

エストポリス伝記1

前頁|表紙|次頁


Copyright(C)1995-1998
RPGDL All rights reserved.