紅蜘蛛フルボイス版ボイスキャスト座談会
2018年3月2日に紅蜘蛛シリーズフルボイス版の一部キャストがskype上で集まって開催した座談会の記録です。
シリーズ本編に関する重大なネタバレが含まれますので全作未クリアの方はご注意ください。
最初に:自己紹介
- 「樂と日昇を演ってました槊燬です。紅蜘蛛を演ってる中で十代って俺だけなのかな?多分そうだと思います。フルボイス版に参加した理由は、某ボイスドラマサークルでやっていたアフレコ実況で知って──キャラが好きなので」
- 「最初から日昇が好きだって言ってましたよね」
- 「言ってましたね。で、樂については諸事情あって依頼を受けまして。樂くんにも日昇くんにも親近感沸いてるところがあったので受けた感じです」
- 「自分の演じたキャラの好きなところ──樂くんは世渡り上手だから、というかある意味八方美人だから好きで。日昇に関しては同じ十代なんで友達みたいな感覚なんですよね。自分の中では」
- 「日昇よりちょっとだけ上なんですよね」
- 「そうですね。今19なんで。今年20歳になっちゃいますけど」
- 「確か実況の時は他にもいろいろな役を演じてらして──女性のキャラとかもありましたよね」
- 「2の時ですね。越児とかやらされたこともあります」
- 「はじめまして。張雷・王寶・朱玉乾・ジャッキー役のかえると申します。よろしくお願いいたします」
- 「最初に、Kellyさん、フルボイス三部作の完成おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。僕は声当ててるだけでとんでもない長さやったのに、それを全員分って考えるともう頭おかしくなりそうですね。本当にお疲れ様でした」
- 「このゲームに参加した理由ですが、最初にKellyさんからオファーをいただいたのがきっかけだったんですけども、調べて──制作者の方には大変失礼なんですけれども最初まったくこのゲームについての知識がなくてですね、──調べてみたところ、中国のマフィアが出る作品ということで、画もなんか『かまいたちの夜』みたいで、かっこいいなあと思って。それが参加を決めた理由です」
- 「で、自分の演じたキャラ、特にメインで演じていた張雷くんは、底の見えない、大人の男の色気みたいなものがありつつ、かなり情に厚くて仲間思いなところが、すごく好きですね。後は、石蒜──リリーに対して自分が一番の男ではないと判りつつも隙あらば口説いていくみたいな(笑)、一途なんだけどなんかちょっとジゴロっぽいところに大人のミステリアスな面が見えたり純粋な面が見えたり……もう、全部好きですね、張雷くんの。……というところを表現できてれば、いいなあって感じです」
- 「かえるさんは、当初張雷に決まっていた方が音信不通になって、代役を探すのにTwitterのCV依頼受付中タグを手繰っていて最初に見つけた方です。ボイスサンプル聴きにいってすぐに『よし、張雷をオファーしよう』って」
- 「最初っていうのがすごいですね」
- 「そうですね。でもあのタグ投稿していらっしゃるのほとんど女性なんですよ。で、たまに男性がいても若い感じの声の方がほとんどで。あのタグ経由でお願いしたのって結局かえるさんと高峰さんだけだったと思います。かえるさんの声を聴いた時、最初は20代だと思いませんでした(笑)説得力のある張雷を演じていただいてありがとうございました」
- 「郭追くんと徐督察と阿池を演じさせていただいた雨音葉士です。よろしくお願いします」
- 「この企画を知ったのはtwitterで募集がリツイートされてるのを見て。ハードボイルド系の話が好きなので、興味を持って応募をさせていただきました」
- 「郭追くんは、演じる上で面白いなと思ったのは、とにかく何考えてるかわからないから難しいなっていうのが面白かったです。後は人間的な魅力としては、全ルート共通でよく読むと意外と優しいところがいいですね。ちょっと抜けてるところも好きですけど。で、徐さんは、正義感が強いというか、自分の考えだけに固執しないでちゃんと正義に即した考えを持てるってところがすごくいいなと思います。で、阿池くんは、結構癒し系っぽいけどいざという時に俠気を出すっていうのがすごいなあと思いますね」
- 「雨音さんは最初別の役でエントリーしてくださってたんですけど、その時郭追に決まってた人が音信不通になっていて。声聴いた瞬間に郭追お願いしたいと思って台詞多いですけどいいですか?てオファーさせていただいたんですけど、Twitterで収録に苦戦してらっしゃるのを拝見するたびに内心ごめんなさい、ごめんなさいと思ってました」
- 「いや、役がどうのというより録音環境がよくなかったのでそこで苦戦してました(笑)」
- 「そうだったんですね。今回のエイプリルフール企画でもひとりめちゃくちゃ台詞が多い役になってしまいまして……」
- 「そうですね(笑)楽しかったです」
- 「皆さんおつかれさまです。めったんと言います。フルボイス版に参加したきっかけは、ニコニコ生放送でやってた声をあてるっていうのに急遽参加させてもらって──その時は確か樂くんだったんですけど、それで初めてこの作品を知って、募集が始まった時にサンプルボイスを録って送ったんですけどその後音沙汰がなくて」
- 「当初は別の団体がボイスキャスティングやってたんで。私は実況でも声あてていただいていためったんさんどうですか?て提案してたんですけど、断られて。で、來の再募集を行うことになった時に璃月さん経由で声をかけていただいたんですよね」
- 「ええ。で、2から参加ということになって、2・外伝・3とやる感じになりました。元々声優を目指してたんで声で遊ぶとか吹き替えするとか時々やってて、こういう企画に参加して自分のスキルを磨くという意味合いもありますけど、楽しんでやれたらなあというのがあって、参加させていただきました。本当は最初から参加したかったんですけどね」
- 「來の好きなところは、自分に素直で情があって真面目な性格なんですよ。それが裏目に出る──自分の思ってる反応と違うことをされるとすごい間抜けな返事したりとか面白いなって印象でした。あと、石蒜にはとことん甘く、髭面は人気なくといったあたりまで含めて來はお茶目だなって思ってました」
- 「天狼を主に演じさせていただいた呉寿優です。元々こういう同人作品に興味はあってずっと前から出たいとは思ってたんですけどなかなかオーディションに受からずちょっと心が折れかけていたぐらいで。とにかく端役でもいいから欲しいなと思ってダメ元ぐらいの感じで応募させていただいたところ、ほぼ即レスでKellyさんから連絡があって、天狼どうですか?て言われて。天狼ってどれだ?と思って見てみたら、え?メインキャラじゃね?と。で、台詞も1000以上あるんですけど大丈夫ですかね?て言われてちょっと考えて、まあでもどうせ他の役が決まることもあまりなさそうだしやらしていたきますということで参加させていただきました」
- 「天狼の魅力は一言でまとめると、要所要所でクールに徹しきれないところが逆に人間臭くていいなと思いました。あとは、特定のキャラに対しては普段見せない一面を見せるので──郭追に対する兄貴属性だったりとか、2の天狼編で石蒜と一緒にやっていこうということになったくだりで急に狼から子犬みたいに可愛くなっちゃったりとか。そういうところが可愛いやつだなと思ってますね」
- 「天狼はメインキャラにも拘らずずっと配役が決まらなくて、そろそろ決めないと本当に間に合わないって状況だったんですけど、いろいろな人のボイスサンプルを聴いて回ってもしっくりくる方がいなくて。そんな中、応募してくださった方の中に呉さんがいて声を聴いた途端に『あ、天狼ここにいた』と思ってお願いした次第です。本当に沢山の台詞をありがとうございました」
- 「そういう感じで決めていただいたのはすっごい嬉しいですね」
- 「Kellyさんが女性だということに驚いている優馬です」
- 「あれ?話したことありませんでしたっけ?」
- 「いや、実はお話したことが一度もなくて、ずっと男性なのかなと思ってました(笑)で、自己紹介ですが。趣味程度で演技をしてた者です。紅蜘蛛に関わることになったきっかけは某ボイスドラマサークルからのお誘いが一度ありまして。一回もこういうこと(収録)をやったことがなかったので一度は遠慮させてもらったんですけど、再度依頼がきたので(添明役を)チャレンジさせていただきました。で、その後今度はKellyさんから個人的にDMが来て、いろいろとその他の役をもらった感じです」
- 「自分も結構アジア系の映画を観るんで、初めて話が来た時にゲームやってみたんですけど。自分の演じたキャラも他のキャラクターも含めて、パン一個持たされた状態で迷路に入らされてパンがなくなって飢え死にしそうなんだけど生きていかなければいけないっていう、苦しいんだけどすごいって心境がキャラクターごとにあったんで……苦戦しましたね(笑)面白かったんですけども」
- 「特に優馬さんにお願いした3キャラ全員死んじゃうんですよね(笑)」
- 「そうですね、(No.7の)部下も含めて死にますね(笑)死に役なんでおお、と思いました」
- 「皆さま、大変おつかれさまです。阿Sa役をやらせていただきました、璃月です。あとちょこっとずつ端役をさせていただきました」
- 「この作品自体に関わったきっかけは、某ボイスドラマサークルが実況生放送でこれをやっていた時に女性ボイス担当となって、越児として頭から参加したのがきっかけとなります。だから企画が立ち上がるところから知ってました」
- 「実況は地の文も全部読まなきゃいけなかったから大変だったんですよね」
- 「そうです。男性ボイスの方はどんどん増やしていくのに女性はまったく増やしてもらえなくて──といっても無印の女性キャラは越児とローズしかいないんですけど。交替なしで大変でした。で、実況中になんだか詳しい方がコメント欄でいろいろ教えてくれるなあと、例えば彼岸花が赤ければ越児の心情の説明で、黒い時は地の文だったり他のキャラの心情だとかいうことを教えてくださる方がいると思ったらKellyさんでした」
- 「阿Saの好きなところは頭の回転のよさですね。人によって態度を変えてる訳ではないけれど、踏み込むべきか踏み込まざるべきかの判断が早い。あと、2・3個言われたらその先が何個か読めるところが個人的に阿Saをやっていて楽しかったところです」
- 「皆さまどもおつかれさまです。陳一元や経営者、瘋狗をやらせていただきました、孤独師と申します。この企画を知った経過は某ボイスドラマサークルの生放送を見に行ったら画面の下の方に募集告知があったので、こういうのはやったことないけどやってみようかなと。普段は声真似とかTRPGとかの人間なので、こういうことも挑戦しようかなと応募しました。その後KさんとKellyさんと打ち合わせして役が決まったって感じですね」
- 「陳一元(の魅力)は──あんな感じのキャラなんですけど、敵に丁寧に挨拶してから殺したり殺されたりしてる訳ですね。自分が倒せそうだなって相手には無愛想なんですけども、越児とか天狼とか自分が認めた相手に対してはそうではない。また、金によって雇われた人間なのでしがらみが少ない、だからその場その場に応じて敵とも組めたりするというところです」
- 「孤独師さんは、3のキャストが全然足りなかった時に兼ね役という解決策があることを知って『どなたか兼ね役OKな方いますか?』とtweetしたらすぐに手を挙げて下さった方で、非常に進捗を気にかけてくださってすごく感謝してます」
- 「皆さん初めまして。元々タッカーと名乗っていましたが改名して大武になってます。丁修・ジェフ・高晋・李總警司を担当しました。この企画は募集屋という公募サイトで見つけたんですけど、見つけた時はこのゲームのことを全然知らなくて、僕にとっては初めてのゲーム出演作でハードボイルドな世界観がとても気に入ったので応募させてもらいました」
- 「丁修は本当は後輩キャラなんですけど、僕が初めて丁修を演じた時(2のプレミアム特典の紅蜘蛛番外編)にはあまり後輩として動いている部分がなくてどちらかというと残忍性が強いキャラだったのでそういう方向性で演じていたら、3で先輩方にお会いして部活の後輩みたいな柔らかい感じの丁修が出てきて、やばい役作り間違ったと思いながら急いで直した思い出があります」
- 「高晋はとにかく誠実な人で闇社会にいる理由も子どものドナー登録の為だったり手術代を稼ぐためだったり、登場人物の中でも内面の部分が表社会の人に近い人なのかなと思って、その辺がいいところだなと」
- 「李sirは僕と一番年齢が遠かったんで収録をお待たせしてしまって申し訳なかったんですが、歪んではいるものの信念を持っていて、その筋が一本通っているところがかっこよくて素敵なキャラでしたね」
- 「ジェフは自分の中で一番好きなキャラです。一見飄々として軽薄なキャラにも見えるんですけど、その軽薄な中に熱い野心だとかプライドとか隠し持っているところが素敵だと思ってます」
- 「大武さんはジェフの演技が一番ノリノリでしたね。年齢幅の広い複数のキャラを演じていただいて助かりました」
- 「はじめまして。雪埜と申します。今回は子欣・小慧・ムンと、エキストラを幾つかやらせていただきました。本作に出演している悠貴はるかに、こういう企画があって自分も応募したんだけど一緒にやろうよって言われて応募したのがきっかけです。で、私が一番最初に送ったのが安娜役のサンプルボイスで、『安娜役で応募してみた!』と彼女に言ったら『あ、それ私に決まった』と言われて(笑)でもその後Kellyさんから、小慧役どうですか?と言われたのでサンプルを送ってみたら採用されたという形です。すごいお返事が早かったので本当に私でいいのかと思いました(笑)」
- 「小慧は芯の通った強い女性で、私自身子どもを持つ母親として感情移入が凄くしやすくて演りやすいキャラクターだったなと思います。子欣は男を見る目がない女性だったので、その辺の演じ分けをどうしようかなと悩んだキャラクターでした。全体的に楽しく収録できたのでよかったです」
- 「雪埜さんはとにかく提出がめちゃめちゃ早い方で(笑)、エキストラでもなんでもお願いしたらすごいフットワークの軽さで提出していただきました。進行を仕切り直して全面的に私の方でキャストを探すことになった時に、『ムンが決まってないならやりましょうか?』と声をかけてくださったのが雪埜さんです。本当に助かりました」
- 「ぷにきという名前で活動しています。声をあてることは初めてです。高校生になるかならないかの頃までは声優に憧れていたこともあったので非常に貴重な経験をさせていただいたと思ってます。フルボイス版に参加したのは璃月さんに『おいお前、低い声してんじゃないか。ちょっと面貸せや!』と言われて『はい!何でもしますから!』ということできました(笑)」
- 「(紅花会先代当主を)演じていて面白かったのは、キャラクターの肝が大変据わってるなあと。立場的なものもあるんだろうけど非常に落ち着いていて、ああ、こういう渋いおじさまに自分もなれたらなあと。非常に面白い経験をさせていただきました」
- 「台詞数少ないので結構カジュアルにダメ出ししちゃったんですよね。何度か録り直して提出していただきました」
- 「『声が若いから録り直して欲しい』と言われて、俺、若いんだけど?と困惑しました(笑)」
- 「楊坤より年上設定だったので……」
- 「だから『お前さっさと一番機嫌悪い時の声出せや』って言った覚えが(笑)ていうかぷにきひどくない?私この場に初対面の方めっちゃ多いんだよ?なのになんていうことを言うの(笑)」
- 「今飲み会抜けてきてるので非常にお酒が回っている状態なんです。面白かったらいいかなって(笑)これ終わった後私飲みに行ってまた潰されてこなきゃいけないんで」
- 「分かった、来週覚えてろよ(笑)」
- 「よし、来週出張になるようにしようかな。──それはともかく言われるまで自分の声が低いとか老けてるとか自覚がなくて」
- 「素の声は年齢どおり20代に聞こえると思いますよ。そういえば──ここにいる皆さんの中で20代って何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか」
- 「名乗りを上げた方がいいですかね。20代ですね」
- 「大武も20代です」
- 「ノ」
- 「ノ(気持ちは30代です)」
- 「の」
- 「確かかえるさんも20代だよね?」
- 「20代です」
- 「そうか、イメージ的に30代の方が多いと思ってたんですけど、意外に20代の方多かったんですね」
- 「思樂と陰陽と結構な数のエキストラをやらせていただきました、是枝です。音源残る時だけ是枝を使っていて、普段は『りょう』と名乗っています。某ボイスドラマサークルでアテレコ放送をやるっていうので呼び出されまして、そこからフルボイス版のPVから何から借り出されて本編にも参加することになりました。放送の方ではゲームでやってる以外にも色々な役をやらせていただいてます」
- 「陰陽は、サンプルボイスを聴いたKellyさんから『(想定キャストの)ジェット・リーの素の声に似ている』と言われてオファーされて、『ジェット・リーってどんな声をしてるんだろう?』と出演映画を観てみたんですけど英語なので結局よく分からなかったりして、結構大変でした。フルセットで4本ぐらい録ってたりしました」
- 「りょうさんは、声を聴いた瞬間これは陰陽をお願いするしかないと思いました(笑)」
- 「最初は別のキャラをオファーされてたんですよね。で、陰陽は黑社會の人とはちょっと違うCIAの人なので、違う雰囲気でできたらいいかなと思いました」
- 「実況の時は來をやってたんですよね」
- 「來もやってましたし添明もやってました」
- 「私、りょうさんの來がめちゃめちゃ好きで、最初の配役の時にKさんに『來はりょうさんにお願いできませんか』て言ったんです。あっさり却下されましたけど」
- 「そうだったんですね。全然知りませんでした(笑)」
- 「まあ、紆余曲折あって來は結局めったんさんになって、めったんさんの來も素晴らしかったのでいいんですけど、いつかりょうさんの來も聴いてみたいですね」
- 「あとりょうさんと言えば、3の狗頭編で琳琳と阿池に絡んでるチンピラ、あそこは私地の文で『チンピラが絡んでいる』と書いただけで台詞は特に作ってなかったのでりょうさんにアドリブをお願いしたらすごい面白い口上のアドリブが返ってきまして編集しながらめちゃめちゃ笑ってました」
- 「エキストラは割とノリノリでやってましたね(笑)」
- 「とにかく聴き応えがありますので皆さん本編プレイの際には注目してみてください」
- 「関西の小劇団で舞台を中心に活動しています。普段は普通のサラリーマンです。土日とか、年1回か2回舞台に立ったり、たまに映像に呼んでもらったりしています。そういう人です」
- 「今回この企画に参加したのは、たまたま舞台とか撮影とかない空白期間にCV募集とかでネットで検索してみたらTwitterでの募集のリツイートを見つけたので応募してみた感じです」
- 「最初はサニーをオファーしていたんですけど、その直後に2の永孝役が二転三転した挙句結局白紙に戻ってしまった為、急遽永孝役をお願いしました」
- 「最初は台詞が20ぐらいある役に応募したんですが、結局2だけで台詞が250ぐらいある役をいただいてちょっとびっくりしたという。こんなことあるんやと」
- 「とはいってもメインキャラの中では永孝は一番台詞数少ないですけどね(笑)基本永孝ルートにしか出てこないですし」
- 「ということは他の人はもっと多い訳ですね(笑)」
- 「永孝は、全ルートを通して越児に対する一途な愛情がいいなと思ってました。祖はちょっとおバカというか若い勢いのある若者という感じ。馬文はイメージ的には筋骨隆々の武闘派って感じでやってましたね。この中で永孝が一番思い入れがあるんですけど、一番楽しかったのは馬文です。なんか、悪者って結構燃えるというか」
- 「悪者は楽しいですよね」
- 「エキストラ楽しかった」
- 「わかるー」
- 「いいねえ」
- 「実は馬文の想定キャストさんはあんまり筋骨隆々って感じじゃないんですけどね(笑)」
- 「あ、そうなんですか?すいません、イメージと違いました」
- 「いえ、声としては全然大丈夫です!で、葛原さんは、永孝の立場で無印をプレイしてTwitterで感想をつぶやいてくださるのがとても面白くて(笑)『俺の嫁に何しとんねん』とか」
- 「2の収録前は時間がなかったのでとりあえずさらっと見てから収録して、終わってから無印を改めてプレイしたんですけど、どのルート行っても全員越児を口説きよんですよ。なので、おどれ何しとんねんわしの嫁やぞと(笑)ほんまにそんな感じでしたね(笑)」
台詞が多かったのは誰か
- 「一番多いのはもちろん越児のししゃもさんが、本当に凄まじい量なんですけど、その次に多いのが來なんですね」
- 「あれ?そうだったのか」
- 「ただ、めったんさんは2からで、無印に結構台詞があったので……トータルの収録数としては誰が多いんだろう」
- 「二役の槊燬くんかなって思ってた」
- 「あ、そうか。二役だから……合わせたら2番目は槊燬さんかな。槊燬さんはトータルで幾つぐらいだったか覚えてる?」
- 「3が確か併せて600とか650とかだったかな?無印は100ぐらい」
- 「あれ、無印そんなものだっけ……ええっと私やっと手元に台詞数のデータを見つけたんですが、樂は全ルートで1070ってありますね」
- 「そんなにあったんだ」
- 「で、來が全ルートで1250なんですけど、無印分を抜いたらめったんさんはトータル1000は切ってるんじゃないかなと思います」
- 「張雷もトータルで結構多いんじゃないかな」
- 「越児が全部で6500。で、張雷が940。確かに結構多いですね。で、天狼は……あ、やっぱり1000弱あるんだ」
- 「そんなにありました?」
- 「980とかあります(笑)」
- 「え?それほぼ2ですよね?」
- 「そうです」
- 「3は二言三言でしたね。2はどのルートにもほぼ出ずっぱりだったので。ありがたいことに」
- 「天狼は2の陰の主人公でしたね。人気も越児とツートップで。というか、台詞が多いキャラにファンが多くつく傾向がどうやらありまして。なので基本的には越児が一番人気なんですけど、2では天狼の人気が高いですね」
自分が演じた以外で好きなキャラ
- 「いっぱいいるんですけど二人にまとめると、まずは來。2人目は阿池。日昇を演じるにあたって日昇は阿池のどういうところを好きになったんだろうと考えていたら好きになっちゃって(笑)」
- 「なるほど、なりきってしまったんですね」
- 「天狼くんですね。僕が出ると毎回天狼くん出るので。右腕として無茶な張雷くんの命令とかにもやれやれ言いながら付き合ってくれる天狼くんがすごい好きですね」
- 「(天狼の声で)俺も好きだぞ張雷」
- 「(笑)今声出るかな……」
- 「(張雷の声で)久しぶりだな天狼」
- 「(天狼の声で)お前の気持ちは分かってる。ありがとう」
- 「(笑)そんな感じで天狼くんがとても好きでした」
- 「郭追くんどんな気持ちでこれ聴いてりゃいいの」
- 「(笑)郭追も好きですよ。洪興社のメンバーみんな好きですよ」
- 「(笑)」
- 「でも毎回洪興社の人みんな最後死んじゃうので僕はすごく悲しいです」
- 「申し訳ありません(笑)」
- 「僕以外洪興社はみんな死んでしまう……」
- 「かえるさんは、役としてでなくかえるさんとしてtwitterで発言する時に、越児のことを越児と呼ばずに必ず石蒜かリリーと呼ぶのが徹底してていいなと思います」
- 「そうですね。張雷としては石蒜/リリーなので、僕としても石蒜/リリーですね」
- 「なるほど。確か呉さんもそうですよね」
- 「そうですね。基本的に石蒜で統一しちゃってますね」
- 「呉さんもtwitterで天狼になりきった発言が多くて」
- 「悪乗りしちゃってすみません(笑)」
- 「好きなキャラ……越児さんは女神だと思ってますけど、他だと和李森さん?郭追は父性を求めているんじゃないかと思うってのもあるんですけど、何より一番身近にいる、目標にできる人物みたいなのが和李森さんにはあるので。すごい好きですね」
- 「役柄としてですか?それとも雨音さん自身が?」
- 「どうかな……やっぱり郭追としてかな。人間としても好きだし、父親としても琳琳ちゃんに対してすごいいいパパだなと」
- 「いろいろ被っちゃうと思うんですけど、ラムローワンとか天狼とか。好きなんで演じてもみたいですね」
- 「來が少し優しい感じだったからもうちょっとごついキャラもって感じですか?」
- 「來ほとんど地声でしたからね」
- 「やっぱり張雷とか郭追とか、天狼にとって洪興社の人間は家族も同然なのでその辺は当然なんですけど、実際にプレイヤーとしてゲームを聴いてて楽しいなと思ったのはやっぱり肥沙ですね。すごいいい意味で人間くさくないですか。ああいう憎めないおっちゃんすごく好きなんで。毎回肥沙が喋ってるとすごいニヤニヤするんですよね。自分がやった役と真逆ですし」
- 「天狼って基本的に崩せないんですよね。ギャグ的な喋り方とかしないんで。けどまあ肥沙さんはアドリブなんかも込みで、ふふってなる場面がたくさんあったのでそれを見ているうちにこのキャラいいなってなりました」
- 「自分が演じてる時はその場にいるキャラの気持ちも入っちゃうので、添明を演じてる時は鬼で。すごく添明が煽ってる時に鬼は冷静で、その気持ち分かるなと思いつつも添明としては煽って煽って早くモノ出せやって感じな訳で(笑)。で、藍宇も陸くんをすごく煽るんで、可哀想な陸くんの心情を考えるとごめんねごめんねと思いつつでも藍宇だとすっごく楽しくて。こいつら好きだなと思いながらやってました。なんか自分の演じる役ってエキストラも含めて煽り役多くて、楽しくやらせていただきました」
- 「プレイする度に好きなキャラって増えるんですよ。最初無印の時とか劉明華かっこいいとか思って。想定キャストがアンディ・ラウさんじゃないですか。アンディ・ラウさん好きだし、超かっこいいー♥ とか思ってたんですけど、やってくうちに今度はラムローワンかっこいい♡張雷かっこいい♡と。黑社會組織のトップがね(笑)最近だと尉遲とかもキャラいいなと思ったりとか。2の時は完全に天狼に惚れてたんで。かっこいいなと思って」
- 「そんなに褒めないでくれ」
- 「(笑)3まだ途中なんですけど、まだ出てくるかなとか楽しみながらやってます。あと、自分のあった役と絡みがある役だとセラフがやっぱり好きですね。ちょっとお前軽く考えてるだろ、て感じの相棒感が好きです」
- 「好きなキャラ……私の場合逆に嫌いだったキャラがいて、声がつくまでは天狼嫌いでした。確かご本人にtwitterでも言ったと思うんですけど」
- 「確かに言ってきた!」
- 「プレイしてる時は実況を引きずって越児の気持ちが残っていて、すごいうざかったんです。なぜこいつは私の邪魔をするんだ、引き摺るんだって。もう大っ嫌いで」
- 「改めて肉声で聴くと複雑な気分だな」
- 「でも、声があたったら、あ、こいつこんなにいろいろ苦悩してたのかって見方が変わって。逆転の意味で好きになったキャラでした。それが天狼でした」
- 「下げてからの最高の持ち上げありがとうございます(笑)」
- 「あとは郭追も好きでしたね。猫かぶりまくってるところが。この人読めないってところが、それを黙って隠すんじゃなくて喋っても出さないところが、この子苦労人なんだろうなという感じで。他は日昇くんとか……あとは、個人的に娟が好きでした。カウンターの中にショットガン仕込んでるような、そんな女が大好きです(笑)」
- 「あとは、葛原さんになってからの永孝が好きです」
- 「おお、そうですか。ありがとうございます」
- 「その前は正義の人って感じがあんまりなかったので、葛原さんになって安定したなと思いました。あとはいろんなところで聴ける是枝さんのエキストラ。すっげえ好きでした。これりょうさんだ、て思う度にテンション上がってます。りょうさんがやったのって男女どっちもあるから、聴いてて楽しいんですよね」
- 「陳一元が2メインなので2がやっぱり多いんですけど、ひとりはやっぱり天狼です。ああいうサポート系が好きでございまして。本当は(陳一元の)上司のNo.7というところなんでしょうけど、あいつは金だけの関係なんで。次はラムローワンです。あのボスが引っ張っていく感じ、ああいうキャラも好きです。そして最後のひとりが和李森です。ゲームやってて一番しっくりきたキャラです。他にもいるんですけど、猫かぶりの郭追とか。でもやっぱりその3人かな」
- 「いっぱいいるんですけどやっぱり肥沙が好きで。外伝でゲームセンターにいるシーン。OJとかと絡んでいて携帯のアドレスを交換する際に肥沙だけ無視されるところで、こいつおもしれーなと思って。このゲームの中でそういうの貴重というか、安らぎって感じで好きでした。あとはタクシーの運ちゃん。カーチェイスをしてくれた元警官の。ああいうキャラが好きですね」
- 「好きなキャラいろいろいるんですけど、その中でも、多分声がついてるからそうなんだと思うんですけど、やっぱり肥沙が面白いと思いました。アドリブとか込みで肥沙の人柄みたいなのがすごく好きでした。かっこいいなあと思ったのは張雷。あとは、祖をやってた時にMay督察が姉御的な感じやったので好きやなあとか思いながらやってました」
- 「あの、越児はどうなんですか(笑)」
- 「え(笑)、越児はもう別格ですね。今更言う必要はないっていうか、僕の中では越児は好きで当然というか。僕の好きっていうのはやってみたいって役でもあるんですよ。May督察はまあ、別なんですけど」
他に演じてみたかったキャラ
- 「天狼さんか來さんかな。性別が違っていいなら越児さんもやってみたいですけど。天狼さんは完全に殺し屋のキャラクターじゃないですか。郭追は黑社會の人間だけど若干ぶれてるところがあるし、徐さんは警察側で阿池は一般人で、みんなどす黒いところにいるキャラじゃないのでそれと反対側のキャラがやってみたいっていうか。來さんは探偵という職業がかっこいいなという理由です」
- 「実は最初応募したのは天狼なんですけど、今演じてみたいキャラとしては2人いて。鬼と太子ですね。瘋狗を演じるにあたって3を読んでいたら、瘋狗がそんなに忠誠を誓うようになるキャラってどういうキャラなんだろうと思って。あと鬼はサンプルムービーの石山端角さんの声を聴いて、こういう感じのやってみたいなと思いました」
- 「劉明華ですね」
- 「え?そこにいく?(笑)なぜですか?」
- 「無印でやなやつじゃないですか。大雑把に言って。悪役が楽しいっていうのもあるんですけど、あそこまで洪興社や紅花会にあの野郎って思われるような役をやってみたいですね。基本的に余裕ぶっこいてるじゃないですか、劉明華って。あの憎らしいほどの余裕をやってみたい。そして石蒜に殺されるのも一興かなっていう」
- 「あなた天狼としてでも石蒜から殺されてるがな」
- 「あ、張雷編ではそうか」
- 「趣旨がちょっと違うかもしれませんけど、無印の永孝もやってみたかったですね。2からの参加で最初だけやっていないので、通して全部やってみたかったなあっていうのと。あとはさっきも言いましたけど、肥沙があまりにも面白かったのでやってみたいなあと思いました」
- 「黑社會の方の人間やりたかったです。女性でも男性でもいいんですけど、モブでもなんでもいいんですけど、人殺す方に行きたかったです」
- 「数少ない堅気の人ですもんね」
- 「そうです、だから最終決戦に行ける娟がやりたかったってのもあるんですよ。戦いたかったですね。バトルがしたかったです。ペンは剣より強しっていう阿Saもあの子はあの子でいいんですけど、殺すか殺されるキャラがやってみたかった。死線を渡ってみたかったです」
- 「永孝と祖もあんまり殺しにかかわっていない……」
- 「永孝さんは殺したらあかん立場じゃないですか(笑)。でも黑社會の人間相手に丁々発止のやりとりしたりしてやりあってる感はあったから……」
- 「(來も)石蒜にあまあまだった記憶しかない」
- 「そういえば來も人を殺めていない……?」
- 「いや、厳密にいえば無印の永孝編の最終決戦とかは來もいるんでそこで名もなきキャラを殺してる可能性ありますね」
- 「私は殺めてない。無実だああああ」
- 「大丈夫。私も殺してる名もないキャラいますから」
- 「なんか物騒な話してる」
殺される役を演じる気持ちは?
- 「殺される役を演じるのってやっぱり嫌なんでしょうか?それとも美味しいなと思ったりするんでしょうか」
- 「楽しいです全然」
- 「即答(笑)」
- 「(笑)添明楽しかったですか」
- 「そりゃ楽しいですよ。悪役が綺麗に終わりますからね。ある意味」
- 「死に際の美学」
- 「萬飛だけは悪役じゃないですけど(笑)」
- 「ホントにすまないっ!!助けてやれなくて……」
- 「2の天狼とか郭追とか、6回死んでる訳じゃないですか。どうなんでしょう?」
- 「いやーでも毎回死に方が違う訳じゃないですか。毎回考えることが違いますよ。一番納得いってないのは正史ルートですけどね。馬軍師父にさらっと殺されたんですけどその後馬軍師父さらっと石蒜の味方してたんでちょっと待てよと(笑)」
- 「でも、死に際の台詞もいろいろあったので、天狼編とか一番いろいろ考えてましたね。その前に一緒に生きていこうぜとかいうくだりもあって。シナリオ読んだらあそこは完全に死亡フラグじゃないですか。そこからの死に際だったんで心境としてはごめんな石蒜って気持ちであそこはやってましたね」
- 「郭追さんはどうですか」
- 「郭追くんは死ぬの2種類あるじゃないですか。まずは天狼さんに助けてくださいと電話しました、天狼さん行ってみたらはい死んでましたってやつ」
- 「あったあった(笑)」
- 「直前までこの状況だと自分死ぬだろうけど腹撃たれて痛いは痛いけどそこまで息は荒くなってない、で次の瞬間死んでましたっていう死に方と、もうひとつは郭追ルートみたいな感じで苦しくて死ぬのとで気持ち違ったりするんですけど」
- 「そういえば郭追ルートだけは何も考えられなかったですね。車回してくるっていったらドカーンみたいな」
- 「(笑)そうそう。割と郭追はそういう死に方のパターンが多かったので。火をつけられました次の瞬間死にましたみたいな。それは直前まであまり死ぬとか思ってないんですね郭追くんも。だから普通に過ごしてる中で突然の死っていうのと、あ、俺、死ぬなって息あがりながら心情を吐露していくのとでは結構違うって感じです」
- 「ルートによって死に方が違うので演じる楽しさはありました」
- 「うん」
- 「そういえば、永孝の最期ってのは僕じゃない。ので、死ぬ場面はやってないかも」
- 「いや死に際に越児守って死んでますよ、永孝・・・」
- 「あ!ほんまや。でも事故だしなぁ。なんていうか、あっけなく死んでたので、撃たれる!みたいなドキドキはなかったのです」
- 「大武さんはジェフ役で殺されてるんですけどその時はどういうお気持ちでしたか?」
- 「いや、流れ的に多分殺されるんだろうなーって思ってたし、ジェフ自身三日天下なのは分かっていたんじゃないかと僕は思っていて、裏切ってトップになった訳ですから消されるのもやむなしっていうか、安らかに死にました。本当は李の死んだシーンとかも見てみたくはあるんですけどね。あの人は気付いたら死んでたので(笑)」
- 「花束添えたとこで死ぬなって思った」
- 「悪役を振る時もそうなんですけど、死ぬ役を振るのもちょっと申し訳ないなって思うことがあって」
- 「そういえば自分なんで全員死ぬ役だったんですか(笑)」
- 「いや、あの時はとにかくキャストを埋めていかなきゃいけなくて、出番が重ならないかつ声質のイメージが近い役のセットを作っていってたんですよ。で、そうやってまとめてたら全員死ぬ役になったっていう……申し訳ない」
- 「いえいえいえ、死ぬの大好きなんで大丈夫ですよ(笑)心境考えるのすっごい大好きなんで」
- 「悪役を活き活きと演じてくださる方は死ぬ役も大丈夫ですよって私Kellyさん困ってる時に伝えちゃったので多分半分私も悪いですごめんなさい」
- 「なるほど共犯者ってことですね(笑)いや、死ぬ時の心境考えるのってすごく面白いじゃないですか。後悔しているのか、それとも悔いはないのかとか」
- 「ほらKellyさん大丈夫ですよ」
- 「ありがとうございます、ほっとしました(笑)」
殺す役、殺される役どっちが好き?
- 「そういえば槊燬さんは本編では殺されたことないですね。殺したことは一度あるけど」
- 「老板を一度殺しましたね。基本サポート役なんで」
- 「人を殺す殺されるが非常に多いゲームなんですけど、実は人殺したがってる人もいるのかな」
- 「殺すより殺される方が楽しいと思うんですけどね」
- 「どっちもどっちかな」
- 「私はどちらかというと殺す方かな」
- 「あっさりバンと殺される方ならともかく駆け引きがあるなら殺す方も殺される方も楽しいと思います」
- 「殺めてないから何も言えねぇ!」
- 「僕もだよ!」
- 「死にたいし殺してぇなぁー」
- 「穏やかじゃない心境だなぁ(笑)」
- 「悪役ってやっぱり楽しいですよ~」
- 「活き活きしますからねやはり」
- 「悪役楽しそうだった!!やりたい!」
- 「全力で煽るのも楽しいので、是非」
- 「やっぱ劉明華やりたいわん」
- 「悪役は楽しかった。悪からの手組むの中々」
- 「いいですよね、悪役。殺して良いのは殺される覚悟のあるやつだ!」
- 「死ぬ話で活き活きするのも可笑しい気がする」
- 「馬文は黒社会の人だけど、極悪人みたいな感じではなかったしなあ」
- 「結果全部一回はやりたい」
印象に残った場面は?
- 「twitterの質問箱でも書いたんですけど、2の正史の最後で楊坤が紅花会の面々に電話をかけるところですね。尉遲が『これが紅花会の底力か』とかいうやつ。ちゃんと楊坤が相手に対してそれぞれ距離感が違う話し方をして、受ける方も個性が出てたので、あの場面はすごく印象に残ってますね」
- 「誘拐された琳琳を助けに行くところが好きです。そこが一番警察と天狼さんとか越児さんとかの板ばさみにされてる部分だったので楽しかったですね。中間にいて、あれ、天狼さんの車あるじゃん、和李森さんが覚えてたらどうしよう?て感じのところとか(笑)心中ざわっとしてるんだけどそれを見せないように和李森さん大丈夫ですか?て和李森をなだめるのがむちゃくちゃ面白かったです。そこでミスするのが最後の嫌な展開に繋がっちゃったりもするし(笑)郭追としてはそこが面白かったです」
- 「私は3の永孝編の冒頭の事故のシーンがすごくショックで。でも肝心の葛原さんはそこまでショックでもなかったようなので、ガーンて(笑)この落差をどうしてくれよう……」
- 「いや、結局誰かと向き合って死んだ訳じゃなかったので、僕の中では印象が実は薄かったんです(笑)」
- 「そういえば葛原さんは最初にシナリオ読んだ時にどの時点で死んでることに気付きましたか?」
- 「実は最初は気付かなかったんです。途中であれっと思うことはありましたけど、結局は最後の『いつから気付いていた?』まで気付かなかったですね」
- 「そうか……プレイヤーの中にはクリアしてもなお気付かなかったって方もいるようなので……やっぱり伝え方がまずかったのかなあ」
- 「いや、僕の中ではこの最後の場面が一番印象に残ってて収録でも一番時間がかかったところなんですよ。すごい録り直しました。自分で聴いててしっくりこなかったんで。たった一言なんですけどそこにどれだけ気持ちが入るかっていうのが難しかったですね」
- 「天狼ルートのラストとか好き。無印の陸ルートの船の上のシーンとかも好き」
- 「私は個人的にあのサンプルムービーで上がってた和李森と來がお酒を飲んでいるところが好きだなって感じです」
- 「3で俺恋愛をすごく背負ってたんですよ。樂も日昇も恋愛してた」
- 「3の恋愛パートは槊燬さんが一手に引き受けてましたね」
- 「で、俺、樂の時に、樂は他の人と基本的にあまり関わってない、越児さんとしか関わってなくて」
- 「経営者いるから」
- 「あ、クライアントね!お世話になりました(笑)──で、越児さんといちゃついてるskypeのやりとりが、ちょっと気を遣いました。あんまり心を開かない子だから。他との……差をね、つけたくて。で、そこが好きです。気を遣ったから余計に。日昇はリリーさんに恋愛相談するところが好きかな。自分の出たシーンでは」
- 「そこら辺の樂は可愛い奴やなと思ってプレイしてた」
- 「なんか他の人とあまり関われてないのが丸分かりだ」
- 「大丈夫、私もっと関われてないから」
- 「いや、この話基本的に越児が軸となってるから、越児以外とのやりとりがほとんどないキャラとかかなり多いんですよ」
- 「(自分の出演した場面では)狗頭に啖呵切ったとこ」
- 「私は、郭追ルートの最後かな。郭追が自分の境遇に対して答えを出した場面。関わってないけどずっと読んでたから。ああ、そういう答えを出したかと」
- 「手紙のところですか?」
- 「越児に対する手紙で自分の心境を伝えるところですね」
- 「やっぱりあそこか」
- 「なんか……やはり2の場面が多いですね。恐らく3はまだプレイしてない方が多いからだと思うんですけど、3もラストは泣けますので。是非プレイしていただければと思います」
収録時に苦労したこと
- 「はい!ありまくりです!死ぬ役でまさかの萬飛ですよね」
- 「え?なんでですか?」
- 「いや、黒いキャラクターの中に白いキャラクターが斜めから入ってきてびっくりしました。心境が藍宇に引き摺られてたところがあったので。だから萬飛最後はちょっと病みっぽいところが(笑)」
- 「ごめんよう、助けてやれなくて悪いって(笑)」
- 「恨むわー(笑)」
- 「すごい物理的ですけど電車です」
- 「僕は車です(笑)」
- 「3分に1回とか5分に1回とか来るんで、録ってる途中に来られると録り直しなんですよ」
- 「いやー、録音環境つらいとつらいですよね」
- 「つらいです(笑)生活音がー!!って」
- 「生卵ぶつけてやろうかと思います(笑)」
- 「本当に思います」
- 「僕も、住んでるところの向かいにあるマンションにいてるおっちゃんが11時とか12時ぐらいにわざわざ外に出てきて携帯で喋るんですよ。しかも『(甲高い声で)あーはっはっはっ』て笑いよるんで、録ってる最中に笑われたらバッチリ入るんですよ。なんか後ろで薄-く。ええ加減に寝てくれよって思いながらやってましたね(笑)」
- 「自分もそういうのあって、なんか夜の9時ぐらいになったらおっさんがなんかゲロするんですよね。ゲロの音が見事に入るから、毎回そこで中止しますよね」
ここで越児役のししゃもさん登場
- 「おつかれさまでーす」
- 「双子ちゃんは今寝てらっしゃるんですか?」
- 「はい、寝てますね」
- 「おお、おつかれさまです」
- 「ししゃもさんの声聞きながら録音させてもらいました、頑張りました」
- 「それでは自己紹介からお願いします」
- 「ししゃもです。ネットで声の活動をしています。2010年ぐらいからかな?」
- 「結構な年数経ってるんですね」
- 「そうですね。気付けば結構な年数経ってました。で、フルボイス版はTwitterの某ボイスドラマサークルの募集から知りました」
- 「Twitterなんですね……それはそれとして、なんか越児さんの声と全然違う(笑)」
- 「ししゃもさん素のこえかわええー」
- 「ほわほわしてる」
- 「ほら永孝さん、嫁さんやゾー?」
- 「ひゃっほい」
- 「來がステンバーイし始めました」
- 「越児の好きなところはやっぱり一本筋が通ってるところですかね。なんかこう、正義感というか彼女なりのこれはやるって決めたらやるみたいなところが素敵だと思ってます」
- 「ありがとうございます。今は収録時に苦労したことについて話してるんですけど、ししゃもさんは何かありますか?」
- 「とにかくお腹が大きかったので、蹴られながらがちょっと大変でしたね」
- 「出産されたのが3と外伝の間でしたっけ」
- 「外伝まで一応提出し終わって、出産してって感じでした」
- 「ししゃもさんはほんとダントツに多い台詞をコツコツ提出いただいて」
- 「ええ、コツコツコツコツ(笑)」
- 「しかもリテイクもほとんどなくて、ありがとうございます」
- 「よかったです」
- 「ちなみに自分の演じた以外で演じてみたいキャラとかいました?」
- 「あたし女性なので……あの、男性だったらやりたいなっていうのはあるんですけど」
- 「みんな性別の壁越えてましたから、どうぞどうぞ」
- 「えっと、天狼とか(笑)」
- 「ありがとうございます……!」
- 「いや、かっこいいから、いいなーって。男性だったらやりたいけれど」
- 「なるほど(笑)そういえば、紅蜘蛛ってメインキャラが1と3で6人、2で+4人の全部で10人いるじゃないですか。ししゃもさんとしてはその中で一番好きなキャラって誰ですか?」
- 「一番……難しいな。何人かピックアップしてもいいですか?」
- 「大丈夫です!」
- 「好きなキャラ……攻略……天狼と、郭追と……」
- 「よっしゃ!」
- 「郭追、喜びを噛み締めようぜ」
- 「……あと、樂?」
- 「わあ、意外だった(笑)。ありがとうございます」
- 「あの、兄弟が二人ともそこでしょぼくれそうですけど大丈夫ですか?」
- 「確かに(笑)來と永孝がしょぼくれてる気が」
- 「しょぼくれないで(笑)」
- 「(笑)」
- 「あれですか、天狼や郭追はやっぱり死んじゃうところがポイントなんですか」
- 「そうなのかな。そうなんですかね、なんか、不遇な感じが(笑)」
- 「不遇な感じ(笑)」
- 「あれ、同情されてる(笑)?」
- 「同情票(笑)」
- 「(笑)でも、樂は死なないので」
- 「死なないよ!」
- 「樂は可愛い枠で」
- 「結果かわいい癒し枠(笑)」
- 「ありがとうございます(笑)それでは次に印象に残ってる場面を教えてください」
- 「一番衝撃だったのは、やっぱり3の最後?ですかね」
- 「ししゃもさん、最初にシナリオ読んだ時に実は永孝死んでるって気付いたのどの辺ですか?」
- 「実は、ほとんど気付かずにやってて(笑)。でも途中で羅が目閉じたら消えたりするところで、あれ?この人は死んでる?て思ったんですけど永孝は最後まで結局気付かずに……あれ?と(笑)」
- 「なるほど。じゃあ実際は死んでると分かってて話しかけてる訳じゃないですか。それで何か気をつけたこととかありましたか?」
- 「うーん、死んでると分かってるけど表にはあまり出さない、なんていうんだろ、知ってるよっていうのは敢えて分からせないような感じ?なんでいつも通りにしてたような気がします」
- 「僕も気付いてなかったんですよ」
- 「気付いてなかったんですか(笑)」
- 「途中で怪しいな?ていうのはあったんですけど、なんか二人のシーンでしか出てこないなっていうのは思ってた」
- 「ああ、他の人との絡みがないなっていうのは」
- 「ほんと、一番最後の『いつから気付いてたんだ?』のところであー、そうかってなったという」
- 「似たもの夫婦・・・」
- 「生きてるか死んでるのかわからない夫婦」
他の参加者に聞いてみたかったこと──自分に似ているキャラは?
- 「特定の誰にとかじゃなくてもいいですか?」
- 「特定個人じゃなくてもいいです」
- 「登場人物の中で一番自分に似ているキャラは誰だと思いますか、みたいな」
- 「ああ、なるほど。それは私も聞きたい。ついでに紅蜘蛛のキャラクター診断も誰になったかっていうのが知りたい」
- 「基本人殺してないところから始まるんで(笑)」
- 「右半分にはいけない、みたいな」
- 「そうです(笑)」
- 「自分に一番似てると思うキャラは日昇なんですけど、診断でも日昇になって、どんだけ?と。そういう運命なのかなって(笑)。根本的にちょっと似てるんです。臆病なのも」
- 「僕は表面上阿池で中身が郭追って感じですかね」
- 「お、自分の演じたキャラに近い感じですか」
- 「そうですね。人当たりがいいから。あ、でも郭追ほど猫はかぶってないかなー?だから阿池ですかね」
- 「ちなみに診断では誰に」
- 「太子だった気がするんですけどちょっと覚えてないです。今見てます」
- 「似てるキャラですよね、自分に。まず天狼は絶対似てないんで」
- 「(笑)」
- 「誰すかね、似てんの。ちなみに診断を最初にやった時は確かサニーとかだった気がするんですよ。……どうだろう。なんだかんだいって、やっぱり似てるのは郭追ですかね」
- 「それはちょっと意外だ(笑)」
- 「あんま本音見せないっていうのも結構あるんで。振り返ってみると」
- 「なるほど……あ、でも郭追はガールズバー行くイメージないんですけど」
一同爆笑。
- 「その話はちょっと……違うと思うんすよ。Kellyさん、その話今する話じゃないと思う(笑)」
- 「兄さん、兄さん(笑)」
- 「ま、でもそこは天狼だったらありうるじゃないですか。ちょっとバー行くみたいな」
- 「そう。ガールズバー行くのは割と天狼とキャラ被ってる感じで(笑)」
- 「確かによくふらついてると『オニイサンヒトリ?』とか言われるから『……寄ってくか』みたいなことはありますけど……そういうとこは確かに天狼に似てるかもしれない(笑)」
- 「でも幸いなことにそういうお店に入っても、屈強な男たちが店の奥から出てきたってことはまだないので(笑)」
- 「診断今やったら、殺したことがあるていでいったら天狼だった……」
- 「(笑)」
- 「呉さん仲間っ」
- 「じゃあちょっとガールズバーいってくるね」
- 「おい(笑)」
- 「連れてってくださいよ兄さん」
- 「郭追が(笑)」
- 「(笑)お前が自らそういうとこに行きたがるとは珍しいな」
- 「オニィサンイイお店アルヨー?」
- 「いや何事も経験ですから」
- 「いいか郭追、客引きには付いていかないのが基本だ」
- 「なんの話をしてるんだ天狼!!(笑)」
- 「兄貴として弟分に教えを説いていただけだ」
- 「自分ぽいキャラって添明だと思って診断やったらそっちも添明だったんですよね」
- 「(笑)今度から添明て呼ぶね!」
- 「なんか、どういうことなんだろう?て正直困惑してますよね。本人(笑)」
- 「喧嘩になったらああやって下から下から人を掬ってく悪い性格、自分だしなあと思ったし、若い頃の添明がまんま自分の若い頃だなあと、すごく演りやすかったんで、それで診断やったら添明ってなんだこれ?てなりますよね(笑)もう運命ですよこれは(笑)」
- 「なるべくしてなったという」
- 「なるべくしてなった添明ですよ(笑)」
- 「誰だろう?自分ぽいキャラですよね?女性で思い当たらないんですよ(笑)」
- 「男性もありです」
- 「うーん、來っぽいのかなって思ったりしなくもないですけど、でも違うのかなあ。でも診断だとOJです。人殺してたら天狼ですけど。前にそれ呟いたらKellyさんにあ、天狼っぽいかもって言われたんだけど」
- 「結構過激なこと好きだよねっていう……」
- 「(笑)どうなんでしょうね」
- 「私は診断では越児でした。そして自分に一番近いのも越児だと思います。最初の問いはリアル殺人ではなくて社会的地位を奪って人としての生を終わらせてしまったって意味でそっちのルートにいきましたけど」
- 「まあ、医療関係者とかでも普通に右側とかありますよね」
- 「ええ、で、皆さん思ったより善人ばかりなので私震えてます(笑)」
- 「診断は、人殺す方なら劉明華でした。殺してないならサニーでした。自分に一番似ているキャラは誰かなーってずっと考えてたんですけど、ここ最近の私だったら鬼かな?多分そこです」
- 「診断は、Yesだと丁修でした。で、Noだと大Bでした」
- 「自分の演じたキャラにいくのってなんかすごいですね」
- 「んー、まあ分かんないですけど。でも、素面だと、特に仕事中は丁修ぽいのかなあって感じですね。本当にプライベートだとジェフの方が近そうだけど」
- 「じゃあご自分では一番近いのはジェフって感じなんですか」
- 「うーん、ジェフを録ってる時、特にアトロピン打たれたシーン、軽くひっかけてったのであそこは。酔うとジェフで素面だと丁修って感じですかね」
- 「なるほど。いや、私あのアトロピンのシーンすごく好きなんですよ。ジェフのふわふわしている高揚感を見事に表現していただいて、本当に大好きな場面です」
- 「僕はまず診断で普通にやるとサニーでしたね。で、殺したことがあるルートだと杰克でした。それでねえ、似てるというか僕は肥沙一択ですね」
- 「それは、どういう意味ですか(笑)」
- 「体型的な(笑)」
- 「いや、とりあえず今は見た目は関係なしに(笑)」
- 「いや、字だけ読んでてそうなるかは分からないですけど、声ありきで聴いてる限りはやっぱり肥沙ですね」
- 「そうなんですね。なんか意外な感じ。なんかまだ萬飛の方が近いかなって」
- 「ああ、そうなんですか。それは逆に僕の方が意外」
- 「twitterでの会話を見てると、あんまり肥沙って感じはないです」
- 「そうですか。じゃあ違うのかもしれない(笑)」
- 「今診断をやって、やっぱり人殺したことがない方は大Bで、殺したことがあるにするとデューでしたね」
- 「あ、デューにいくんだ」
- 「確かにデュー、ちょっと分からんでもない」
- 「そういえば越児は自分とはちょっと違うタイプっておっしゃってましたね」
- 「うーん、共感するは共感するんですけど、こんなにかっこいい女性にはなれないなあって」
- 「だめだ、わっかんね。診断は今やったらMayだった」
- 「女性やん(笑)」
- 「yesルートだと羅だった」
- 「あーめったんらしいな羅」
他の参加者に聞いてみたかったこと──ちゃんと男性キャラとして聞こえてる?
- 「あの、男役やってるじゃないですか。あれって違和感なく聴けてるのかなって。自分の声って収録したの聴いても自分の声にしか聞こえないんですよ」
- 「えっとですねりょうさん。私が音源編集する時ヘッドホンしないでスピーカーでやってるのでうちの家族も聞いてるんですけど、りょうさんの陰陽の時にこれ女性だって言ったら信じてくれませんでしたから(笑)」
- 「(笑)あ、じゃあ一応ちゃんと聞こえてるんですね。よかった(笑)録って聴いて録って聴いてしてるの自分でやってるとほんと自分の声にしか聴こえなくて」
- 「家族に聞かれてる…?!」
- 「私のも聞かれてる!?」
- 「さりげなく衝撃の事実」
- 「ふわっ」
- 「あ、全員の聞かれてますよ」
- 「わああ」
- 「えっ、大丈夫なのかなって」
- 「全然大丈夫ですよ!studio waspの一員ですから。聴いてないのかなとか思ってたら時々ぼそっと感想を言うんですよ」
- 「ぼそっと感想(笑)」
- 「ちょっと気になるかなー(笑)もし聴かれてたら」
- 「感想ちょっと聞いてみたい気がしますよね」
- 「キャラに印象あってるとか時々言ってくるんですけど、りょうさんは概ね好評でした。あ、あとたまにりょうさんのニコ生聴きに行ってるんですけど、その時に『これ何役の人?』て訊かれて『思樂役の人』て答えたら『え?男性じゃん』て言われたこともあるぐらいなんで」
- 「(笑)むしろ思樂の方が聴きなれないのかな」
他の参加者に聞いてみたかったこと──アドリブってどうやってるの?
- 「私基本的に台本通りにやってるんですけどKellyさんのtwitterで時々アドリブ関連の話題が出て、なんでそんなにアドリブとかできるんだろうと率直に思いました」
- 「ああそうだ。自分もアドリブの部分は実は消されてるのかな?とか思いながらやってるんですよね」
- 「あ、でもですね。全体としてはアドリブ入れてきた方はほとんどいないです」
- 「そうなんですか?」
- 「概ね皆さん台本通りに読んでくださいました。たまにここはアドリブでお願いしますってこちらからお願いしたシーンがあるぐらいで」
- 「そうですね、文字があるから」
- 「文字が流れますからね」
- 「うん、文字あるからアドリブきついかなって思って入れてないです」
- 「阿Saもほぼ」
- 「僕も台本通りでしたねー」
- 「先生!來にアドリブ入れれるようなシーンが見当たりません!」
- 「天狼、來に同じく!」
- 「樂も同じく!」
- 「まぁアドリブは入れなきゃいけないものじゃないし、台本に忠実でいいと思いますねえ」
- 「間だけ少し声入れたかなー程度でしかしてない」
- 「エキストラでアドリブでって言われたとこだけだった」
- 「うん。むしろ文章が誤植に思われるからアドリブ入れなかった」
- 「twitterでアドリブのことを呟くのは、むしろ滅多にないのでわざわざ呟く感じなんですよ。ただ、台本の文章と違う、明らかに読み間違えた感じのとか上がってきた時でも、こっちの方が読みやすいなら台本の方を合わせちゃえと書き換えたことは結構ありますね」
- 「言いやすいっていうか、このキャラクターならこういう言い回しするかなっていうことで相談したことはありましたね」
- 「素で読み間違いはありました!!! 土下寝!!!」
- 「いや、言い間違いは概ね皆さんあったんで大丈夫です」
- 「大丈夫。みんな読み間違えてる」
- 「さすがに台詞数多いので、ひとつも読み間違えがなかった方っていうのはないのでそこはご安心ください」
- 「あとイントネーション」
- 「イントネーション、確かに」
- 「イントネーション……一番最初は結構指摘してたんですけどだんだんもう、いいよー、違うなら違うで訛ってることにするからってだいぶ雑になっていっちゃったんですけど、同じところを何回もリテイクお願いした方もいます」
- 「同じところで3-4回録り直しましたからね」
- 「同じく」
- 「リテイク多くて申し訳ない限りです」
- 「あひゃぁ、ぼくもあったぁぁぁ」
- 「私は良くあった…」
- 「リテイクがなかった私が通り抜けますよ」
- 「まじで!」
- 「璃月さんはいっちゃん最初の阿Sa、あれはテストか。ラフだから読み間違いあってもスルーしてこういう風にってオーダー出してどう出るかな?て思ってたらパーフェクトな阿Saが返ってきたので本ちゃんの方ではリテイクはなかったですね」
- 「私、皆さんには大変申し訳ないんですけどオーディション受けてないんですよ。なのでKellyさんに直接、阿Sa録りますけどどうしますか?て極端なのあげて、その後本ちゃんあげて終わりですよね」
- 「オーディションなかったのは俺も一緒」
- 「オーディションしてくれって言ったのは私だな」
- 「台詞も送ってないし。読んだのはアフレコ実況だけ」
- 「無印の頃のキャスティングは私がしてないので。私が管理し始めたのは主に2以降、それと無印の一部の方です」
- 「そうですよね」
- 「そうなんですね」
- 「当初は某ボイスドラマサークルがやってたので──多分、2とか外伝とかから入った方の方がKellyさんのイメージに近い役者さんだったんじゃないかと思いますよ」
- 「樂、元々は別の人がやる予定だったんですけど体調的にできなくなっちゃって、それでやってって言われて──できるかなって思ったんですけど、まあやり切ったからいいかな、と」
- 「旗揚げ時は事情が違ったのね」
他の参加者に聞いてみたかったこと──兼ね役どうだった?
- 「(兼ね役で)声質変わってなかったから大丈夫かなって思いながら毎回録ってたんですけど自分」
- 「それは同じくー!」
- 「同じくですよ」
- 「それは……どうにかなってると……思います(笑)」
- 「どうにか(笑)?もう誰やっても同じ、藤原竜也みたいな感じになっちゃってないかなって(笑)」
- 「いや、全然分かんなかったですよ」
- 「兼ね役やってる人は違い出てんのかなって不安になるんですよね」
- 「違いを意識しすぎてすげえ無理したなって」
- 「そういう点では大武さん、結構演じ分けていただいて。あと、葛原さんもバリエーションがすごかったなあと」
- 「僕は単純にカラオケで3時間ぐらい喉潰してからやったりとか」
- 「そんなことやってたんですか(笑)」
- 「李さんが僕と40歳かな?違って。無理だと思ったので(笑)酒焼きして煙草吸ってカラオケ行ってーってして、そんな感じですね」
- 「なんか正月頃に、収録したいけど今声質違うからできないみたいなこと呟いていらっしゃったことあると思うんですけど」
- 「そう、なんか喉の調子がよくてその時。荒らさないと李にならないと思って」
- 「逆に(笑)」
- 「その時澄んだ声しか出せなくなってて、ちょうど」
- 「何人から聞きましたよ。体調の悪い時、敢えて起き抜けに録ったりとか」
- 「徐さんは僕はそうでした」
- 「なるほどそうやって……」
- 「樂は風邪引いたときが基本で、風邪気味の時に」
- 「そうそう、体調悪い時の方が上がるとか下がるとかあるからそれで録ってたっていう方もいるのは知ってました」
- 「私も越児だいぶ低いので起き抜けとか」
- 「沢山話した後だと駄目だったりとかね」
- 「そうですね」
- 「へえ!そういうの想像もしてなかったです」
- 「僕も馬文をやった後永孝は出なかったですね。結構喉が潰れるんで、永孝は次の日にしようとか。リテイクかなんかあった時」
- 「あー、続けざまに別のキャラクターやる時大変ですよね」
ここで福良野さん参加
- 「上司が来た」
- 「上司?」
- 「上司。No.7」
- 「ああ、そういうことか。リアルで来たのかと思った(笑)」
- 「福良野亀一と申します。担当したキャラクターは肥沙とNo.7という役を。企画を知ったのは一番最初にKさんという方の放送で紅蜘蛛のボイスをつけて実況しようという放送で肥沙で参加しました。それがきっかけですね」
- 「肥沙の聞き手からの魅力としては可愛いところがあると思います。食いしん坊だったり。それで時々見せるやればできる感、仕事ができる感じとか。あとは警察に対する3の最後の來との会話なんかは熱いものがあるんじゃないかなと思ってます。演った側として言うんであればやっぱり一番喜怒哀楽が出やすいキャラクターなのかなと思って。いろんな肥沙の何面性もあって演ってて楽しかったです」
- 「好きなキャラクターは鬼です。かっこよくて素敵だなと思いました。やってみて面白そうだなと思ったのは老板ですね。あの二面性のある感じを自分で演ったら楽しそうだなと思いました」
- 「印象に残っている場面はNo.7と主人公が喋っているところはやってて探り合いっていうのが楽しかったです。苦労したところは、自分の我儘なんですけど肥沙やっててもっとこういうところやったら肥沙らしくなるんじゃないかと思って勝手に入れて、企画の方を困らせたのは申し訳ないなあと思いました。あとはスケジュールきつきつだったんで詰めつつ緊張感のあるのが楽しかったです。ありがとうございました」
- 「ありがとうございました。さっき皆さんの自分の演じた以外で好きなキャラっていうのやってたんですけど、肥沙を挙げた方が3人ぐらいいたんですよ。肥沙、大人気です。やっぱり福良野さんの演技がよかったっていう方が多いです」
- 「僕も肥沙好きです」
- 「肥沙、一緒に俺のとこで探偵やらないか?」
- 「あの、紅蜘蛛って最初は乙女ゲー作るつもりで書き始めたんですよ。結局そうじゃなくなったんですけど。で、肥沙は乙女ゲーに一番出てこないタイプのキャラかなと思ってます。なので、肥沙は紅蜘蛛が紅蜘蛛らしくなった要因かなと思っています」
- 「福良野さん確か若かったよね」
- 「プロフ見ると22っぽいよ?」
- 「ほえ、どなたが22歳?」
- 「肥沙役の方が22歳」
- 「私です」
- 「まじか……。僕の子どもでもおかしないやん……若い~……」
- 「22ですが、老人役で色々活動してます。無理と言えば、正直NO.7はコレ私か!?と思いつつやってました(笑)」
- 「結構ハマってた」
- 「はまってたと言われると嬉しいですね。フェイはやり易かった。おっさんおじいさんばっかりやってたから。やる時はただやるだけだから前後では割りとそんな感じでした(笑)」
- 「肥沙は登場するとニヤッとします」
- 「肥沙は素敵でしたね~」
- 「次はどんなアドリブくるかなぁ?ワクワク みたいな」
- 「ありがとうございます!アドリブに関してはなんでしょう。私自身クセも我も強いので、出してダメならそのままやろうって思って戦ってました(笑)」
- 「あとアドリブなら、そのせいでNO.7のキャラクターが変わってしまったのはよかったのかなぁって悩んでました。本当はそんなにしゃべらないんですよ。企画の方には本当に申し訳ない事したなと思ってます」
最後に
- 「最後にししゃもさんは、シリーズの中でどの話が一番好きですか?」
- 「どの話……全部の中だと……2の天狼編」
- 「人気だなあ」
- 「天狼編いいすよね」
- 「なるほど。やっぱり悲劇的なところですか?」
- 「ですね。相棒というか、その人と別れみたいな」
- 「いやあ、あの死に際はすっげえ万感の思いが篭ってますからね」
- 「確か天狼編は呉さん最後に録ったんですよね」
- 「そうですね、順番が自由だったじゃないですか。俺、好きなものは最後に食べる派なんです」
という訳で、エイプリルフール企画のネタバレ等一部割愛した内容はありますが、21:00過ぎに開始した座談会は25:00でお開きとなりました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。