2024年2月8日に大田区民ホールアプリコで開催されたMusicエンジン演奏会の後、ファンミーティングを行いました。
スペシャルゲストとしてエストシリーズディレクターの宮田正英さん、同作曲担当の塩生康範さん、同音楽アレンジ、エナジーブレイカー・カオスシード音楽担当の中島享生さんが参加してくださいました。また、今回も遠路はるばるオランダからLesleyさんも駆けつけてくださいました。
コンサートの様子はこちらにまとめていますので是非ご覧ください。
Posfie:エストポリス伝記II 30th Anniversary Concert関連ポストまとめ
また、前回も詳細なオフレポを書いてくださった参加者のべべさんが今回もまた素晴らしいファンMTGレポートを書いてくださいましたのでそちらもご覧ください。
今回のファンミーティングについて
これまでのファンミーティングでは飲食店を予約して飲食をしながら専ら歓談するという形式だったのですが、今回は初めてプロジェクターの使えるレンタルスペースを借りて6時間という長丁場でいろんな企画をやってみる形式にしました。
企画その1:いにしえの洞窟プレイ
参加者のナイムさんに、レトロフリークでいにしえの洞窟を5階ごとにセーブしたデータ付きのエストポリス伝記2を持参していただき、宮田さんにぬしを倒すまでプレイをしていただく様子をプロジェクタで流しました。
最初は50階ぐらいから始めていたのですが、全然時間が足りそうになかったので一気に飛ばして95階ぐらいのデータに。無事に99階まで降りることはできたのですが、ドラゴンたちをデバイルで葬りつつも絶体絶命のピンチに陥りIPを消費していた為目の前でぬしに逃げられる羽目に。
そこで今度はIPが全部残っていてデッカーソードとガデスの剣が揃っている99Fデータでやり直し、オクトストライクとデッドエンドフラッシュで見事ぬしを撃破し、会場から拍手が起こりました。ちなみに宮田さんは開発中も一度もぬしを倒したことがなく、「あんなの倒せるわけない」とおっしゃっていたそうです。
企画その2:参加者でエストの楽曲を合奏
アコースティックギターやリコーダー、PCやスマホのピアノアプリを使って即興でエストの楽曲を参加者で合奏しました。
企画その3:遠隔参加者との交流
残念ながら当日参加できなかった方々とzoomを介して交流しました。参加者の方と開発者の方々の質疑応答などで盛り上がりました。交流の様子はプロジェクターに映して会場内で見守りました。
そのほかの企画
宮田さんからのマル秘資料!
宮田さんが当時の貴重な開発資料をお持ち下さり、参加者で閲覧させていただきました。
参加者が持ち寄ったエストポリスグッズ
参加者の皆さんが持ち寄った貴重なエストポリスグッズが大集合。
参加者同士のイラスト交流
一部の参加者の方はホワイトボードにエストポリスのキャラクターのイラストを描いて交流を深めました。
Fさんから宮田さんへの記念グッズの贈呈
遠隔参加者のFさんから宮田さんにガデスの剣が贈られました。
以下、Fさんによるガデスの剣の制作レポートです。
今回の製作はDS版ガデスの剣。みんな大好きガデスの剣です。
製作期間は1ヶ月程度ですが、単身赴任中のため普段は家で音を出せる環境にないのでせっせと手でヤスリがけ。数回の帰省時に一気に電動工具で仕上げる感じで取り組んでおりました。 今回の作品は色々とあって未完成品となりますが、八割方完成していたのでファンミの方に提出させていただきました。未完成箇所は鍔の部分の詳細な彫刻。刀身の付け根の傷のような模様。柄の根本の装飾となりました…
苦労した点は、鍔の部分の装飾が思ったよりも細かくて刀身と合わせるために鍔に溝を掘る作業をすると、装飾が折れました。何枚も折れてメンタルがやられかけたのですが、最終的には知り合いの工房の方に手伝ってもらって何とか形にすることができました。 あとは、色合いをどうするのか?にかなり頭を悩ませました。イラストでは刀身の真ん中に光が当たって白色の剣みたいになってるけど、これって実際どうなの??と、いくつか色を塗ってみて一番気に入ったものをチョイスしております。ユーザーの解釈を盛り込むことこそ二次創作の醍醐味!とPさんからの助言を受けて、自分の判断を信じられたのも大きな要因となりました笑の ファンミの遠隔参加の際に剣のサイズを聞かれて、確か180cmくらい…?とお答えしましたが、恐らく150~155くらいかなぁと。箱のサイズがそれくらいじゃなかったかなぁ…と後から恥ずかしくなったのもいい思い出です。
こだわりは刀身先端の曲線と、金属の揺らぎ具合。そしてグリップの部分。自分が作る剣は、大まかな形を切り出して後は削って仕上げるものです。削りすぎ!は取り返しがつかないので、少しずつながら大胆に刀身に似合わない曲線を表現しました。もう二度と同じものは作れないと思います。 塗装も光の加減を出しつつ、使い込んだ感を出したい、というワガママに自分が苦しむことになりました。塗っては拭き取り、更に重ねて塗り。前のほうが良かったか?などの葛藤の末にあの色合いに落ち着きました。 ラストはグリップ。イラストで見ての通り、ガデスの大きな手でグリップ部分がキレイに隠れております。どうなっているのかわからない…だったら好きにしてしまえ!!と排気ダクトなどに使うホースを千切って引き伸ばして、巻きつける。イイ感じの無骨なグリップが完成しましたが、ホースの端が思いの外に鋭利で握り込むと手が切れるという事態が…とっさにアルミテープで保護してみたところ割とイイ感じに。失敗が失敗をよんで、気がつけば何とか完成した今回の作品でした。
塩生さんと中島さんの作品即売会
塩生さんと中島さんによる最新作CDの即売会も。もちろんサインがその場でいただけました。
初めての試みでしたが皆さん話が尽きず非常に楽しい時間を過ごしていただけたようです。また是非このような機会を設けたいと思います。またお会いしましょう。